西日本豪雨で廃業の酒蔵を再生 緒方洪庵がつないだ縁

 洪庵は、現在の岡山県、備中・足守藩出身の江戸時代後期の武士で、医師や蘭学者としても活躍。天保9(1838)年に大坂瓦町に適塾を開き、福沢諭吉ら近代日本の国家形成に関わる人材を数多く育てた。またコレラや天然痘治療にも貢献し、日本の近代医学の祖といわれる。

 大阪大学適塾記念センターの松永和浩准教授によると、洪庵と緒方酒造の当主の家系図をたどると、戦国時代以前に共通の先祖がみられるといい、同族の関係にあると指摘している。こういった縁から大阪大の研究者らが平成30年の西日本豪雨後から緒方酒造のある西予市野村地区の復興を支援しようと、同地区を訪ねてきた。

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