動くポップ・アートなど展開 秋山祐徳太子さん死去

 独自の前衛アートを展開した美術家の秋山祐徳太子(あきやま・ゆうとくたいし=本名・祐徳=すけのり)さんが3日、老衰のため死去した。85歳。葬儀・告別式は近親者で行う。喪主はいとこ、佐藤正(さとう・ただし)氏。

 東京・日暮里生まれ。武蔵野美術学校(現・武蔵野美術大学)彫刻科卒。大手電機メーカーに工業デザイナーとして勤務したのち、前衛美術運動を開始した。江崎グリコが設置しているグリコの看板をモチーフに、ランニングシャツと短パンというランナーの格好で街を走る「ダリコ」のパフォーマンスで注目された。

 動くポップ・アートという独自の表現を展開。ブリキ彫刻でも知られ、池田20世紀美術館(静岡県伊東市)などで個展も開かれた。

 昭和50年と54年、都知事選に立候補し落選した。当時の選挙ポスターが東京都現代美術館などに収蔵されている。