高知県と高知市は31日、同市の70代女性と、高知県警宿毛署の40代男性警察官の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。いずれも軽症。県警は感染防止のため、署の立ち入りを規制した。県内の感染確認は計17人となった。
県や県警によると、男性は刑事生活安全課の巡査部長。26日に関節痛、27日に38・5度の発熱があった。県西部の2つの医療機関を受診し、30日に再受診した際に肺炎が認められ検査した。27日以降出勤していない。上司が発熱しており、検査を受けている。
宿毛署では署長ら幹部を含む署員37人全員を自宅待機させ、本部から応援を出して署内の消毒作業などを実施。日常業務は屋外に机を出して対応した。保健所と協力して濃厚接触者を特定してから4月1日以降、署員を順次出勤させる。同署の留置場に勾留している容疑者はいない。