皇室ウイークリー

(634) 愛子さま、高等科をご卒業 マスク姿で「心から感謝」

【皇室ウイークリー】(634) 愛子さま、高等科をご卒業 マスク姿で「心から感謝」
【皇室ウイークリー】(634) 愛子さま、高等科をご卒業 マスク姿で「心から感謝」
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 「春分の日」の20日、春の彼岸にあたって歴代天皇の霊を慰め、八百万の神々に感謝する「春季皇霊祭・春季神殿祭の儀」が皇居・宮中三殿で営まれ、天皇、皇后両陛下が拝礼され、秋篠宮ご夫妻をはじめ皇族方が参列された。病気療養中の皇后さまは昨年の皇位継承に伴う宮中祭祀はすべてに出席されたが、「春季皇霊祭・春季神殿祭の儀」へは、平成14年以来18年ぶりのお出ましとなった。

 両陛下の長女、敬宮(としのみや)愛子さまは22日、学習院女子高等科の卒業式に臨まれた。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、同校では出席者の人数を絞り、マスク着用を促すなどの対応を取っており、両陛下は臨席を控えられた。

 セーラー服姿の愛子さまはこの日午後0時40分ごろ、学習院戸山キャンパス(東京都新宿区)の北門にご到着。ほかの出席者と同様にマスクを着用し「高校生活はいかがでしたか」という報道陣の問いかけに「たくさんの経験ができ、とても楽しく、とても充実した学校生活を送ることができたと思います」と応じ「お世話になった先生方やお友達、すべての関わってくださった皆様に心から感謝しております」と述べられた。

 宮内庁によると、体育館で行われた式では卒業生1人1人の名前が呼ばれ、愛子さまも名前を呼ばれてその場で起立されたという。式の後には、担任の教諭らへの花束贈呈などのセレモニーも行われ、愛子さまは同級生と一緒に教室で卒業証書を受け取られた。

 4月には学習院大学文学部日本語日本文学科に進学される予定。

 愛子さまは22日、卒業に当たり、宮内庁を通じて文書で感想を寄せられた。文書では運動会や英国への短期留学といった在学中の行事を例に「かけがえのない思い出がたくさんできました」とご回想。大学では「より広い視野に立って、色々な分野に取り組んでいくことができればと思います」と期待を示された。

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