広河隆一氏が元発行人「デイズジャパン」破産申請 性暴力などの損害賠償で

 写真誌「DAYS JAPAN」を発行するデイズジャパンが19日付で東京地裁に破産申請をしていたことが23日、分かった。同社がホームページ上で明らかにした。同社は、元発行人でフォトジャーナリストの広河隆一氏に性暴力やセクハラを受けたと証言した複数の女性から損害賠償を求められていた。負債総額は不明。

 東京商工リサーチなどによると、デイズジャパンは平成15年に設立。広河氏を編集長とし、同名の雑誌で国内外の社会問題を取り扱ってきた。

 30年12月に週刊誌が広河氏からのセクハラ行為を訴える元スタッフらの証言を報じ、広河氏は代表取締役を解任。31年3月を最後に休刊していた。令和元年12月に有識者による検証委員会で深刻な性被害やセクハラ、パワハラがあったと認定された。

会員限定記事会員サービス詳細