てんかん発作記録を簡単データ化 家族会などがアプリ開発

てんかん患者家族向けのスマートフォンアプリ「nanacara(ナナカラ)」のトップ画面(ノックオンザドア提供)
てんかん患者家族向けのスマートフォンアプリ「nanacara(ナナカラ)」のトップ画面(ノックオンザドア提供)

 てんかんの持病がある子供の家族会と東京のITベンチャーが、患者家族向けのスマートフォンアプリ「nanacara(ナナカラ)」を共同開発し、20日から無料配信を開始する。日々の発作の状況を簡単にデータ化し、家族内で情報を共有する機能を持たせ、介護者らの負担軽減につなげる。

 手掛けたのは、てんかんの子供を持つ家族や専門医らでつくる民間団体「SAChi Project(サチプロジェクト)」(大阪市)と、ITベンチャー「ノックオンザドア」(東京都)。

 アプリでは、発作の状況を動画などで記録できるほか、家族内での情報共有が可能。症状に応じてワンタッチで動画や発作時間、メモなどを記録でき、服薬履歴も簡単に管理できるようになっている。「App Store」で20日から無料ダウンロードを開始。「Google Play」には、近日中の配信を予定している。

 てんかんは薬で発作をコントロールするため、治療には発作と服薬の詳細な記録が不可欠。だが、突然起きる発作への対応に追われながら、正確なデータを取るのは難しく、家族に負担となっていた。

 サチプロジェクト発起人で、長女がてんかんの持病を持つ本田香織さん(38)=大阪市城東区=は、「患者家族の意見を取り入れてより使いやすく改良していきたい」と話している。問い合わせは、ノックオンザドア(03・6820・0931)。