病床1100なのに入院1550人 山梨県が患者増加の試算発表

新型コロナウイルス対策の補正予算案を発表する山梨県の長崎幸太郎知事=18日、県庁(渡辺浩撮影)
新型コロナウイルス対策の補正予算案を発表する山梨県の長崎幸太郎知事=18日、県庁(渡辺浩撮影)

 山梨県内で新型コロナウイルスの患者が大幅に増えた場合はピーク時に入院1550人。ほかの病気で入院している人に全員退院してもらったとしても県内には1100床しかない-。長崎幸太郎知事は18日の臨時記者会見でそんな試算を発表した。

 試算は厚生労働省の計算式に基づいて県人口から算出。集中治療や人工呼吸器が必要な重症患者50人▽重症化の可能性がある入院患者250人▽比較的症状の軽い入院患者1250人▽感染が疑われる外来患者2800人-となるとしている。県内の医療機関の病床数は約1100で、常に8割前後が埋まっている。

 知事は、医療提供体制強化対策費など総額14億5427万円の令和元年度2月追加補正予算案を発表した。使っていない病棟の再活用や公共施設への臨時医療施設設置、屋外への大型テント設置などの費用を盛り込んだ。

 臨時医療施設と拠点的な医療機関を第5世代(5G)移動通信システムで結ぶ遠隔診断設備の整備にも着手する。

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