囲碁の日本棋院は11日、所属する依田紀基九段(54)への対局停止処分を一時停止し、依田九段が対局に復帰すると発表した。依田九段が処分の効力停止を求める仮処分を東京地裁に申し立て、それを受けての措置となる。
棋院は2月、依田九段が棋院に損害を与えたとし、同月12日から半年間の対局停止処分とした。棋院によると、依田九段は昨年6月からツイッターなどで小林覚理事長(60)をはじめとする執行部への批判を展開し、スポンサー撤退の原因ともなった。
依田九段は北海道出身。名人4連覇、碁聖通算6期などの実績がある。