2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会で理事を務める高橋治之氏が10日付の米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)のインタビューで、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、東京大会の今夏の開催が困難となった場合には延期が現実的な選択との考えを語ったことについて、東京都の小池百合子知事は11日、「(開催時期について)変更はないと聞いている」と述べた。報道陣の取材に答えた。
小池氏は「(高橋氏の)発言の詳細や内容などについては組織委員会の方も把握しておらず、大会延期も検討していないと(聞いている)」と説明。その上で「組織委員会とIOC(国際オリンピック委員会)と一緒に進める中で、(東京大会を)7月から開催することに変更はないと聞いている」と話した。