ヤクルトのドラフト1位ルーキー奥川(石川・星稜高)が11日、埼玉県戸田市の球団施設でプロ入り後初の投球練習を行った。直球のみ30球を投げ「とても大きなこと。力んで多少、球が暴れてしまったが、まずは投げられて良かった」と満面の笑みを見せた。
1月の検査で右肘に軽い炎症が見つかり、慎重な調整が続いていた。今月8日に予定されていた初の投球練習も、気温が低くけがの危険度が上がるため延期された。他の新人投手は1月にブルペン入りし、試合でもアピールを続けている。「捕手を座らせたのは年末以来。すごく長かった」と実感を込めて語った。
最初はセットポジションからの2段モーションで投げ、途中から通常の投げ方に変えた。「今後はどちらも試していく。変化球も少しずつ投げる。これからしっかりやっていきたい」とプロとして大きな一歩を踏みだし、冗舌だった。