兵庫のデイケア施設など6人感染「クラスター」可能性も

ライブに参加した関係者や客の新型コロナウイルス感染が確認されているライブハウス「Soap opera classics-Umeda-」=5日午前、大阪市北区(寺口純平撮影)
ライブに参加した関係者や客の新型コロナウイルス感染が確認されているライブハウス「Soap opera classics-Umeda-」=5日午前、大阪市北区(寺口純平撮影)

 兵庫県などは10日、新たに6人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。同県伊丹市のデイケア施設「グリーンアルス伊丹」に勤務する同県尼崎市の50代男性介護士や、いずれも施設利用者で伊丹市在住の70代と80代の男性のほか、近くにある系列の介護施設に勤める同県西宮市の40代男性介護士ら。県内の感染確認は計24人となった。

 グリーンアルス伊丹を利用する伊丹市の80代女性も7日に感染が判明しており、県は小規模な感染者集団「クラスター」が形成された可能性があるとみている。

 尼崎市によると、80代男性は2月28日に熱やせきが出た。今月4日と6日に施設を利用。9日に呼吸状態が悪化して入院し、重症とみられる。50代男性介護士は2月29日と今月4日に施設で勤務していた。

 県などによると、他の感染者は、北播磨総合医療センター(同県小野市)に勤める神戸市在住の70代男性医師と、神戸市在住の20代女性会社員。この女性会社員は大阪市北区のライブハウス「Soap opera classics Umeda」を訪れていた。

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