「ショック」「致し方ない」プロ野球ファン、複雑な心境 - 産経ニュース

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「ショック」「致し方ない」プロ野球ファン、複雑な心境

無観客で行われているプロ野球のオープン戦=8日、甲子園球場
無観客で行われているプロ野球のオープン戦=8日、甲子園球場

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、20日に予定されていたプロ野球の開幕延期が決まった。球春到来を待ちわびるファンからは延期を残念がる声が聞かれた一方、収束の気配が見えない事態を踏まえてつとめて冷静に受け止めた。

 「最近は春先に強く、期待していただけに非常に残念」。阪神ファンという堺市のタクシー運転手の男性(70)はこう話しながらも、「世の中の流れを見ると野球だけ特別扱いするわけにいかず、致し方ないのかなと思う」と今回の判断に一定の理解を寄せた。

 兵庫県芦屋市在住で、オリックスファン歴40年の男性公務員(54)は「開幕戦は毎年家族みんなでテレビの前に集まって応援していた。開幕ダッシュに期待していたのに」と声を落とした。

 長年の巨人ファンで、関西の同志が集まる店として知られる大阪・豊中の串カツ専門店「中秀(なかひで)」のオーナー、米澤賢郎(けんろう)さん(79)は「理解できなくはないが、楽しみにしていただけにショック。チケットを取っていた常連客もいるのに」と複雑そう。

 ただでさえ今年は東京五輪開催期間中の試合中断が決まっているプロ野球。米澤さんは「開幕が後ろにずれるのは選手にとって負担が大きい。今後の試合日程が気がかり」としつつ、「選抜高校野球もどうなるか分からない中、プロ野球だけいつも通り開幕するわけにもいかないし、難しい問題」と話した。