築100年の古民家、宿泊施設に ブランド力向上へ茨城・かすみがうら市 - 産経ニュース

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築100年の古民家、宿泊施設に ブランド力向上へ茨城・かすみがうら市

宿泊施設に改修中の古民家=かすみがうら市坂
宿泊施設に改修中の古民家=かすみがうら市坂

 霞ケ浦に面する茨城県かすみがうら市に、空き家だった築100年の古民家を宿泊施設に改修する工事が進んでいる。県の「古民家を活用した茨城ブランド力向上事業」の第1号で今年6月のオープンを目指す。(谷島英里子)

 敷地面積は約3000平方メートル、木造平屋の建物は約200平方メートルあり、いずれも市が所有者から無償譲渡を受けた。

 昨年11月から委託業者「里山建築研究所(茨城県つくば市)」が改修工事を開始。和室と板の間の寝室4部屋、宿泊者が交流できるスペース、自炊する台所、自転車置き場を配置した。五右衛門風呂、かまどは残すという。

 現在、古民家に愛着を持ってもらおうと市民向けワークショップを開いて、瓦を使った小端(こば)立てテラスや家具作りを行っている。今月末までに完成させ、かすみがうら市の第三セクター「かすみがうら未来づくりカンパニー」が管理運営をする。総事業費は2000万円で、国の地方創生交付金を活用する。宿泊料金は未定。

 古民家は、つくば霞ケ浦りんりんロード沿いの市の観光拠点「歩崎(あゆみざき)公園」に隣接しており、周辺には交流センター、水族館、歴史博物館など観光施設が多い。夏には霞ケ浦で観光帆引き船の操業が見られ、今月末には桟橋も完成するなど、多くの観光客が見込まれている。

 市は「日中はサイクリングや果物狩りを楽しんでいただき、翌朝は霞ケ浦で漁業に関連した体験プログラムを考えている。宿泊施設が新たな地域活性化の一つになれば」と話している。