書評

『重慶マニア』近堂彰一著

 中国西南部の四川盆地に位置する重慶市。外国人はほとんど訪れないが、実は人口3000万人の「世界最大の市」でもある。古い工業都市で、少し前までは中国国内でも「イケてない」町扱いだったのが、ここ数年の高成長に伴う市街再整備、ご当地映画、観光業への投資などで一躍、中国国内人気旅行先1位に急浮上したという。

 市内至る所にある階段やビル間を結ぶ高層歩道橋などの特徴的景観、激辛火鍋に代表される名物料理、日中戦争期の臨時首都としての各国大使館や防空壕(ごう)の跡、疎開工場など、知られざる大都市の見どころをマニアックに詰め込む。(パブリブ・2300円+税)

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