米、日韓からの入国禁止検討か 新型肺炎 露も警戒強める

 トランプ米大統領は2月28日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け「2、3の国」を対象にした新たな入国禁止措置を検討していると述べた。ホワイトハウスで記者団の質問に答えた。CNNテレビは複数の高官の話として、禁止対象国は日本と韓国になる可能性があると報じた。

 米国では同日、西部カリフォルニア州やオレゴン州で、感染経路が不明な感染者が複数確認され、保健当局は「市中感染を示す」などと指摘。トランプ氏は感染拡大への懸念に伴う株価下落など経済への打撃に神経をとがらせている。

 米国務省は、感染者が急増しているイタリアへの渡航警戒レベルを4段階中で上から2番目の「渡航を再検討」(レベル3)に引き上げた。渡航警戒は、中国本土が最も厳しいレベル4の「渡航中止・退避勧告」。韓国はレベル3で、日本はレベル2の「注意を強化」となっている。

 一方、ロシア外務省は28日、日本で新型コロナウイルスへの感染が拡大しているとして、日本旅行を計画する場合には状況を注視するよう求める声明を同省のウェブサイトに掲載した。首都圏などで感染者が増加し、北海道が緊急事態宣言を出しているなどの情報を考慮に入れるよう国民に呼び掛けた。

 韓国外務省も29日、日本全域を対象に、旅行での注意を促す旅行警報の第1段階を発令した。警戒レベルは4段階でもっとも低い。(ワシントン 住井亨介、モスクワ 小野田雄一、ソウル 桜井紀雄)

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