「首相の自粛要請がなくても1時間で終わらせようと決めた上でやっている。万全を期して。それをベテラン議員の『首相補佐官の立場なのに』とか『リスク管理がない。軽率だ』とかのコメントが出ていたが、はっきり言って心外。どの国会議員以上にもリスク管理して、やった」
「こんなことは言いたくないが、今日もパーティーをやっている議員もいるし、昨日は同じ地元の小野寺五典衆院議員が感染者の出ている東京でやっている。私が補佐官という肩書だから私だけ着目されるのはどうかなと。補佐官という立場だからこそ慎重に開催の是非を判断した。各社の取材を無視していたら、事実と異なることが書かれているので、真実をお話しすることにした」
--政府が集団感染のリスクがあるとする立食形式で行ったことについては
「(見解が出されたのは)当日の話だから。準備も全部そろっている段階で、早めに切り上げるために1時間で終わらせた。十分配慮しているからということ」
--小野寺氏は立食形式からセミナー形式に切り替えたというが
「私も中身を例年とはまるっきり変えている。例年は2時間やっていたのを1時間で切り上げた。リスクを少しでも減らすために。そもそも東京と仙台を同じように論じるのはおかしい。仙台は感染者が出ていない。(マスコミの)皆さんが面白おかしく感染者が出ていなければいいのかと書くから、それに加えて調べた。(検査の)件数は公表していないので申し上げられないが、上限に対して宮城県は1割未満だった。それが開催の決め手になった。それを正しく報じてもらわないと。感染者がいる東京と違う」
--ビュッフェ形式だったのか
「当日のパーティーだったので、準備してあるものに切り替えられなかった。形式がうんぬんという問題ではない。ビュッフェだからうつる、弁当ならうつらないというデータがあるのか。大事なのは感染者がいるかどうか。東京のように感染者がいるところでやるのと、宮城県のように幸い感染者がいないところでやるのと同じなのか。形式は問題ではない」
--問題なかったという認識でいいか
「問題なかったという意味が分からないし、十分リスク管理をして実施した。もう一度言うが、政府の公式な立場というのは一律の自粛要請はしないというのが昨日の午後までの政府の立場だった。ただ、首相が昨日午後、初めて3月15日までの自粛を要請した。私はその日の夕方にパーティーが組まれていたので」
--人気音楽グループのライブは当日キャンセルになったが
「同じ環境でとらえないでほしい。宮城県は感染者が出ていない。これから出るリスクも、今まで何件検査がやられているのかということも踏まえて判断した」