シリアの空爆でトルコ兵29人死亡 エルドアン氏、報復決定 内戦、重大局面に

 シリア反体制派最後の拠点、北西部イドリブ県で27日、アサド政権軍がトルコ軍部隊を空爆し、トルコ当局によると兵士29人が死亡した。政権軍との衝突が激しくなって以来、トルコ側にとって最大の被害となった。エルドアン大統領は緊急治安会議を開催し、アサド政権に報復することを決めた。戦闘の激化は必至で、シリア内戦は重大局面を迎えた。

 トルコはアサド政権の後ろ盾であるロシアとの協議で事態打開を模索していたが、ロシアは政権擁護を強めている。大規模な被害が出たことで強硬姿勢を維持せざるを得ない状況だ。

 トルコは反体制派を支援し、イドリブ県に展開。アサド政権軍との衝突が激化した2月以降、トルコ側の死者は40人以上となった。政権軍側にも大きな被害が出ているほか、国境地帯には多数の避難民が押し寄せている。(共同)

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