北海道教育委員会は26日、教育現場で新型コロナウイルスの感染確認が相次いでいることを受け、道内全ての公立小中学校を一定期間休校にする方向で調整を進めた。26日に開かれる道議会文教委員会でも感染防止対策を協議し、同日中にも市町村側に要請する見通し。
高校への休校要請は年齢的に生徒各自で必要な予防策が一定程度判断できるとして見送る方針。
道内では25日までに計35人の感染が確認された。中富良野町の小学校に通う兄弟や苫小牧市の女子高校生のほか、愛別町のスクールバス運転手、江別市の中学校教員など教育現場が関連した感染が相次いでいる。
鈴木直道知事は25日夜に開いた道の対策本部会議で道教委の佐藤嘉大教育長に「休校を検討してほしい」と求めていた。