革靴 お薦めは「メイド・イン・ジャパン」 5回履いたらお手入れを

トップバイヤーの男前研究所:靴のケア方法=19日、東京・銀座の松屋銀座(酒巻俊介撮影)
トップバイヤーの男前研究所:靴のケア方法=19日、東京・銀座の松屋銀座(酒巻俊介撮影)

 寒さが緩み、もうすぐ衣替えの季節ですね。衣替えで忘れがちなのが靴です。通年履く人も多く、気付かないうちに激しく傷んでいることも。何足かを代わる代わる履くことが大切です。新たに取り入れるなら、丁寧に作られた「メード・イン・ジャパン」のものがお薦めです。

 明治5(1872)年創業の靴メーカー「大塚製靴」のスムース素材のビジネスシューズは、日本人の足に合うよう設計した木型を使用。履き続けるほど足になじむ、伝統的なグッドイヤーウエルト製法でつくられています。

 プライベートには、東京・浅草発のブランド「靹(とも)ゑ(え)」のスエードのローファーはいかがでしょうか。スエードは秋冬物というイメージがありますが、通年使える素材です。足元に軽さが出るので春の装いともマッチします。

 スニーカーもレザーならカジュアルになりすぎず、スマートに履けます。「アリストプリモ」のスニーカーやスリッポンは白いソール(靴底)を選べば、春らしく軽やかな印象になります。(松屋銀座紳士部バイヤー 木村麻里)

 革靴を長持ちさせるためには普段の手入れが大切だ。靴のケア用品などを扱う「R&D」(東京都台東区)の四垂和幸さんに、種類別のケア方法を聞いた。 靴磨きは(1)表面のほこりを落とす(2)クレンジングする(3)クリームを塗る(4)ブラッシング(5)表面のクリームをふき取る-の5つの工程が基本です。

 このうち、(2)は飛ばしてしまう人が多いのですが、実は重要な工程。クリームを塗ってばかりでは、通気性が悪くなりベタベタしてしまうものです。水性クリーナーを布にとって、顔を洗顔するように優しくなでるように拭いてください。

 逆に、(3)は力強く。専用のブラシを使えば、細部までクリームが行き届くのできれいに仕上がります。グリグリと押し込むように全体に塗り込みましょう。

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