感染駅員の同僚も陽性 JR相模原駅 新型コロナウイルス

 JR横浜線相模原駅(相模原市中央区)職員の新型コロナウイルス感染をめぐり、神奈川県などは26日、記者会見を開き、新たに同僚の60代男性の感染も確認したと発表した。

 県などによると、60代男性は県厚木保健福祉事務所管内(厚木市、大和市など7市町村)に居住するJR東日本社員。同駅など複数の駅で勤務し、22日に感染が判明した50代男性は同僚。濃厚接触者として検査が進められていた。

 24日に食欲不振を覚え、25日に37度台の微熱を発症していたが、電車を利用して出勤していた。同日、検体を採取し、26日に陽性が判明。県内の医療機関に入院した。38度台の発熱のほか、咳、倦怠感などの症状がみられているという。

 県は、「不特定多数の人と接するような業務内容ではない」としている。また、この男性との濃厚接触者を調べており、同居する家族3人についても検体を採取する方針。

 また、現在、相模原市は50代男性の濃厚接触者として、同日までに検査結果が出た4人のうち、この60代男性の感染が判明。3人は陰性だったとしている。

 JR東日本は26日、社員の新たな感染判明を受け、同社員の行動歴などを公表した。

 同社によると、感染した60代男性は相模原駅事務室での事務作業を中心に、同線南橋本駅(相模原市中央区)、上溝駅(同)や原当麻(はらたいま)駅(同市南区)で勤務整理などの管理業務を担当していた。接客業務はしていないという。同社は、行動歴の確認を急いでいる。

 また、22日に感染が判明した50代男性の濃厚接触者として検査の対象となっている計11人の同僚のうち、微熱があったため自宅待機をしている1人を除き、出勤していたという。

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