検定制度の見直しを 教科書不合格で「つくる会」

 来年度に採択される中学校の教科書検定をめぐり、「新しい歴史教科書をつくる会」(高池勝彦会長)が推進する「新しい歴史教科書」(自由社)が不合格になった問題で、つくる会は25日、東京都内で会見し、現行の検定制度の見直しを求めて運動していく方針を明らかにした。

 つくる会はこの日、検定の経緯を改めて説明。「初めから自由社の歴史教科書を不合格にするつもりだった」などと文部科学省の姿勢を強く批判した。

 また、「検定制度の廃止には反対」としつつも、見直す必要があるとし、(1)すべての検定意見を「欠陥箇所」とみなすようなことはしない(2)一発不合格の制度をやめる(3)外交関係への配慮を求める近隣諸国条項を廃止する-ことなどを訴えた。

 つくる会によると、同教科書は文科省の検定で405カ所の「欠陥箇所」を指摘され、うち175カ所について反論書を提出したが認められず、年度内の再申請が認められない「一発不合格」となった。