埼玉・川口に新警察署 ベッドタウン化進み人口増 - 産経ニュース

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埼玉・川口に新警察署 ベッドタウン化進み人口増

 埼玉県は、人口が増加傾向にある埼玉高速鉄道沿線の川口市北東部に新たな警察署を設置することを決め、建設用地取得費など約13億円を新年度一般会計当初予算案に盛り込んだ。川口市は、さいたま市に次ぐ県内第2の人口規模の自治体だが、警察署は2つしかなく、地元では新設を求める声が根強かった。警察署の新設は平成17年の大宮東署以来で、県内40署目となる。

 人口約130万人のさいたま市に7つの警察署がある一方、約60万人の川口市は川口、武南の2署だけだ。当然、既存の署の負担は大きく、平成30年の川口署の110番有効受理件数は県内最多の3万659件で、2番目に多かった草加署の2万9011件を大きく引き離した。

 川口市北東部は、東京のベッドタウンとして人口増加が著しい。加えて、東北自動車道と東京外環自動車道が交わる交通の要衝でもあり、治安対策強化は喫緊の課題だった。地元では、以前から住民らが警察署新設を要望していたが、東日本大震災を機に警察署の庁舎耐震化が優先されるようになり、建設に着手できなかった経緯がある。

 新警察署の仮称は「川口北署」で令和8年度の開署を予定している。建設地の川口市西立野は、東北道と東京外環道を結ぶ川口ジャンクション(JCT)や埼玉高速鉄道戸塚安行駅に近い。奥ノ木信夫市長は19日の記者会見で「警察署の新設は川口市民にとって長年の悲願だった。実現が決まり大変うれしい」と語り、県の方針を歓迎した。

 県は、川口市に隣接する越谷市でも、老朽化が進む越谷署の建て替えに着手する。署員数が昭和57年の開署時の約1・7倍に増加、庁舎が手狭になったことから、用地を拡張して7年度の新庁舎完成を目指す。(竹之内秀介、内田優作)