「謎解き型」捜査体験 奈良県警ユニーク採用説明会 - 産経ニュース

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「謎解き型」捜査体験 奈良県警ユニーク採用説明会

 学生優位の売り手市場が続く中、県警は令和2年度採用でユニークな体験型説明会を導入する。若い世代に人気の「リアル脱出ゲーム」になぞらえ、クイズや謎を解きながら事件解決に迫る捜査体験を企画。腕立て伏せや立ち幅跳びなど、体力試験に事前に慣れてもらう機会も設ける。担当者は「警察官の仕事の魅力を発信し、多くの人に興味を持ってもらえたら」と話している。

 初の試みとなるのは謎解き型捜査体験。警察官見習いとなった参加者が「思い出の宝石を取り戻せ!」と題した任務を遂行すべく、県警にまつわるクイズや事件の謎を解きながら、犯人に迫っていく。

 「若者のニーズに合った採用をしなければ時代の波に乗れない。ゲーム感覚で警察官の仕事を体験してもらおうと考えた」。県警警務課で採用担当を務める川村友彦警部は話す。

 参加者はグループに分かれ、現場に残された足跡や指紋などを手がかりに「捜査」を開始。若手警察官の指導を仰ぎながら、犯人役への職務質問や所持品検査も体験する。捜査の流れを理解してもらうのも目的の一つだ。

 同課によると、県警の受験者数(警察職員を除く)は近年、漸減傾向にある。今年度は525人が受験したが、平成22年度の988人と比べればほぼ半減。優秀な人材をいかにして確保するか、担当者は知恵を絞っている。

 受験者の声を反映したのが体力試験の予行演習だ。昨年は、腕立て伏せ▽握力測定▽立ち幅跳び▽腹筋▽20メートルシャトルラン-の5種目を実施。だが、これに不安を抱えている受験者は意外に多いといい、事前にコツをつかんでもらう意図がある。

 採用試験のポスターも趣向を凝らした。モデルは警察官の制服に身を包み、警棒を手に駆ける少女。「子どもの頃からずっと追う派。」のキャッチコピーも目を引く=写真(県警提供)。川村警部は「幼い頃、警察官という職業に憧れを抱いた人も多いと思う。当時の夢を思い出してエントリーしてほしい」と呼びかけている。

 体験型説明会は4月11日午前9時半~正午、県警察学校(奈良市今市町)で開催。事前予約制で定員は60人。申し込み、問い合わせは県警の採用フリーダイヤル(0120・351・204)。