日々是世界 国際情勢分析

日米安保60年でトランプ氏、日本に賛辞

北大西洋条約機構(NATO)をめぐっては、加盟国に国防費支出の拡大を強く求めるなど、トランプ政権が米軍の海外展開で関係国に負担増を要求する姿勢は明白。在日米軍駐留経費に関する今後の当局間協議が日米関係や同盟にどう影響していくかを注視する必要がある。

また、トランプ氏は在韓米軍に関し「いつかは(撤収や縮小も)あり得る」と述べており、米国がアジアへの関与を弱める可能性もある。米国が日韓などの米軍の縮小や撤収に踏み切れば、北朝鮮の核・ミサイル開発や中国の軍備増強が加速し、アジアが不安定化することは想像に難くない。

トランプ氏は、日米安保条約の記念式典で伝えられた声明の中で、「日本の貢献が今後も拡大し、同盟関係が栄えていくと確信している」と指摘した。日本は安倍政権下で安全保障関連法を成立させ、自衛隊による米軍艦艇・航空機の防護などの実績を重ねてきたが、米国はさらなる役割を同盟国として求めている。(坂本一之)

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