【移住のミカタ】福島県只見町 20年通い続けた町のために  - 産経ニュース

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移住のミカタ

福島県只見町 20年通い続けた町のために 

自宅前で家族と立つ生天目さん(右)=福島県只見町
自宅前で家族と立つ生天目さん(右)=福島県只見町

 昨年退職し、20年間通い続けた只見町へ東京から妻と移住した。お世話になる地元の方の助言で移住コーディネーターに応募した。この仕事、移住者の増加と支援が課題だと思っていたが、いざ町に出て人に会い話を聴くと自分の理解には何か欠けている気がする。

 移住は「豊かな人生を過ごしたい」という思いから始まる。かたや受け入れる地域は「移住者が地域に溶け込めるか、お互いに気持ち良く暮らせるか気がかり」だと話す。受け入れる地域の懸念、不安を和らげるのも大切な課題だ。しかし、まだ何か足りない。

 2019年福島県の人口は約185万、20年後の2040年に143万ほどとなる。40万を超える人口減は未経験の世界。只見町の価値は、ユネスコエコパーク認定根拠にもなった豊かな自然と、その中で暮らしを営む人と人の強いつながりだ。この強みを生かすとすれば人口減は避けられない事実として順応しつつ、地域コミュニティーの存続に向け備えるということか。(福島県只見町移住コーディネーター 生天目博(なまため・ひろし))

 メモ 福島県の西端、新潟県と県境を共にする豪雪地帯。2014年ユネスコエコパーク登録。東京から上越新幹線を使い約4時間、東北道那須塩原IC経由約6時間。問い合わせは福島県只見町地域創生課0241・82・5220。