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共通テスト不正 受験生出頭

浪速風

阪神再生の種をまいたノムさん

平成10年10月、阪神の監督就任会見で握手する野村克也さん。左は久万俊二郎オーナー、右は高田順弘球団社長=大阪市内のホテル
平成10年10月、阪神の監督就任会見で握手する野村克也さん。左は久万俊二郎オーナー、右は高田順弘球団社長=大阪市内のホテル

産経新聞の歴代の阪神タイガース担当の記者が書いた『トラ番記者が見た! 阪神タイガース事件の真相』(産経新聞出版)という本がある。もともとはインターネットのニュースサイト用にリレー形式で執筆したもの。加筆、修正して一冊の本にまとめ、平成24年に出版した

▶そのうち、11日に亡くなった野村克也さんが阪神を率いた時代を受け持った。読み返してみると、ずいぶんひどいことを書いたものだ。チームは3年連続の最下位。野村監督が自身の豊富な経験や知識を注ぎ込んだ「考える野球」に選手がついていけず、ぼやきに萎縮してしまう様子を記した 

▶最後は沙知代夫人の脱税問題で辞任。ただ、本にも書いた通り、阪神復活の礎を築いたのが野村監督なのは間違いない。それが、続く星野仙一監督時代に花開いた。野村監督は「種をまき、稲を育て、収穫する」と再建手法を話していた。情熱を傾け、せっせと種をまいていた姿が思い出される。