影浦殊勲、リネールを撃破 柔道GS、延長で優勢勝ち

男子100キロ超級3回戦 延長戦の末、フランスのテディ・リネールを破りガッツポーズの影浦心=パリ(共同)
男子100キロ超級3回戦 延長戦の末、フランスのテディ・リネールを破りガッツポーズの影浦心=パリ(共同)

 柔道の東京五輪代表選考会の一つ、グランドスラム(GS)パリ大会最終日は9日、男女計7階級が行われ、男子100キロ超級の影浦心(日本中央競馬会)が3回戦で五輪2連覇中のテディ・リネール(フランス)を破る殊勲の勝利を挙げた。延長戦の末、技ありを奪って優勢勝ちした。

 リネールの国際大会での敗戦は約10年ぶりで、2010年9月の世界選手権無差別級決勝で上川大樹(当時明大、広島刑務所)に旗判定で屈して以来。国際柔道連盟(IJF)によると、連勝は154で止まった。

 男子は100キロ級で2016年リオデジャネイロ五輪銅メダルの羽賀龍之介(旭化成)が3回戦でカナダ選手、飯田健太郎(国士舘大)は初戦の2回戦でフランス選手に屈して敗退した。81キロ級で18年世界選手権2位の藤原崇太郎(日体大)は8強入り。

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