東大寺戒壇堂、耐震工事へ 7月から拝観停止

修理、耐震化のため拝観停止となる東大寺戒壇院戒壇堂=4日、奈良市
修理、耐震化のため拝観停止となる東大寺戒壇院戒壇堂=4日、奈良市

 東大寺(奈良市)は4日、保存修理と耐震工事のため、戒壇堂の拝観を7月1日から一時停止すると発表した。期間は約3年間の予定。安置している四天王立像(国宝)は境内の東大寺ミュージアムに移し、同23日から公開する。

 戒壇堂は中国・唐から来日した高僧、鑑真が戒律を伝えた際、聖武太上天皇らが受戒した大仏殿前の戒壇を移し、建立したのが始まり。現在の戒壇堂は江戸時代の再建で、四天王立像は奈良時代の塑像の傑作として知られている。

 拝観停止に伴い、普段は非公開の戒壇院千手堂を7月4日から特別公開する。千手堂には厨(ず)子(し)に入った鎌倉時代の千手観音立像(重文)などが安置されている。

 東大寺の森本公穣執事は「文化財を末永く伝えるために必要な措置。四天王立像をミュージアムで拝観することで、新たな気づきがあるかもしれません」と話している。

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