透明ゴミ箱、ヘアピン、ネームホルダー…ご存じ!? 身の回りの「東大阪ブランド」 

透明ゴミ箱、ヘアピン、ネームホルダー…ご存じ!? 身の回りの「東大阪ブランド」 
透明ゴミ箱、ヘアピン、ネームホルダー…ご存じ!? 身の回りの「東大阪ブランド」 
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 普段、何げなく使っている駅構内のゴミ箱や鍵についたネームホルダー、髪をまとめ上げるヘアピン…。実は私たちの身の回りのあらゆるものが、大阪府東大阪市製であることはあまり知られていない。約6000もの事業所が集積し、多種多様な製品が作られ、なんでもそろうものづくりの街、大阪府東大阪市。優れた技術や商品開発力をブランド化して認知度をあげる取り組みが進んでいる。  

(西川博明)

自販機横で見かけた…

 駅構内で透明なゴミ箱を見かけたことはないだろうか。燃えるゴミ、燃えないゴミ、カン・ペットボトル…中身が見えるため、分別するときに間違えにくく、さらにはテロ対策にも有効と期待されている。

 JR新大阪駅など関西の主要駅や高速道路のサービスエリアに置かれている透明なゴミ箱「ペットトラッシュ」を製造販売しているのは東大阪市にある昭和37年設立のプラスチック加工業「ヒサシ」。原材料はペットボトルのリサイクル材100%という注目のエコ商品だ。

 開発を始めたのは、平成8年ごろ。飲料メーカーから、当時普及し始めたペットボトル容器を再利用して自販機横のごみ箱を作ってほしいと依頼があったのがきっかけだった。「これは商機になる」と今井芳夫社長は事業化を即決したという。

 開発中はペットボトルを再利用するために粉砕したものを、再び成形することに苦戦。実用化までに時間はかかったが12年に発売にこぎつけた。当初は「プラスチック製ごみ箱に比べて安っぽい」「樹脂がペラペラで頼りない」との声もあって思うように売れないこともあったが、導入を進めていた飲料メーカーの取り組みがホームページなどで紹介されると他の企業にも伝わり、普及が進んだ。