静岡大と静岡市が大学再編めぐり初会合 浜松医大との統合案に異論相次ぐ

静岡大の石井潔学長(後列でマイクを持つ)が、浜松医大との大学再編案の内容を協議会委員に説明した=29日、静岡市葵区(田中万紀撮影)
静岡大の石井潔学長(後列でマイクを持つ)が、浜松医大との大学再編案の内容を協議会委員に説明した=29日、静岡市葵区(田中万紀撮影)

 静岡大と静岡市は29日に「将来構想協議会」を立ち上げ、静岡大が目指している浜松医大との再編統合について議論した。会議では石井潔学長が、静岡大を静岡キャンパスと浜松キャンパスに分割して、浜松キャンパスは浜松医大と合併し、2大学を1つの国立大学法人が運営する「2大学1法人」案の枠組みを説明。大学生き残りをかけた再編統合案への理解を求めた。しかし協議会の委員からは「静岡大を分割する以外の選択肢があるはず」「決め方があまりに一方的」と異論が相次いだ。

 両大学は、文部科学省が進める国立大再編策を活用する形で昨年3月、静岡地区と浜松地区の2大学を1法人が運営する再編統合案に合意している。

 しかし静岡大を2分割するこの案には学内や地元の静岡市から反対意見が相次いだ。このため文科省は、地域の意見を踏まえて再編統合を検討するよう大学側に通知していた。

 石井学長は「すでに静岡大学は(静岡キャンパスと浜松キャンパスとで)2つの大学のようになっている。今回の再編は運営を実態に合わせるという側面もある」と、現行案が最善だとの考えを示した。これに対し静岡市の小長谷重之副市長は「この情報化の時代にあって、地理的なことは考慮しなくていいのではないか」と疑問を呈した。

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