Jリーグ勢初のPO敗退 鹿島・土居「申し訳ない」

メルボルン・ビクトリーに敗れ、肩を落とす鹿島イレブン=カシマ
メルボルン・ビクトリーに敗れ、肩を落とす鹿島イレブン=カシマ

 サッカーのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場を懸けたプレーオフが28日に行われ、J1昨季3位の鹿島はメルボルン・ビクトリー(オーストラリア)に0-1で敗れ、日本のクラブで初めてプレーオフで敗退した。

 今季初戦で、タイトルへの挑戦権を早くも1つ失った。鹿島は激しい雨の中で先制を許し、最後までゴールが遠かった。選手もサポーターも呆然(ぼうぜん)と立ちつくした。Jリーグのチームがプレーオフで敗退するのは初めて。土居は「申し訳ない気持ちでいっぱい」と言葉を絞り出した。

 先発のうち6人が新加入選手だった。1日に天皇杯決勝を戦い、短いオフの後に再び全員が集合したのは16日。2週間足らずで呼吸を合わせるのは難しかった。守備ではマークが甘かった。攻撃ではシュート17本で無得点。ラストパス、シュートの精度が低かった。

 ザーゴ新監督は攻撃的なサッカーを掲げる。「これが今の実力。目を背けずにシーズン最後に成長を見せる」と三竿は前を向いた。立て直しを急ぐ。(五十嵐一)

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