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正論

突然のロシア改憲、総辞職の裏側 新潟県立大学教授・袴田茂樹

 15日、モスクワで年次報告演説をするロシアのプーチン大統領(タス=共同)
 15日、モスクワで年次報告演説をするロシアのプーチン大統領(タス=共同)

世界を驚かせた政治決定

ロシアでは毎年大統領が施政方針として年次教書を発表しているが、この1月15日のプーチン大統領の教書発表は異例だった。前半は少子化の克服といった人口問題から始まって出産する母親支援、貧困家庭の救済、経済発展計画など一般国民向けの通常の政策発表だった。しかし後半でガラリと内容が変わり、また年次教書演説直後の政治決定が世界を驚かせた。

教書の後半は、露憲法の根本的改革の発表で、実質的には行政、司法、立法の「政権の関係(バランス)を本質的に変える」という大きな制度改革および新憲法制定に近い内容だった。そしてその直後にメドベージェフ首相が、大統領と同席する場で唐突に首相と全閣僚の総辞職を発表したのだ。

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