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御嶽海が3度目の優勝、大関昇進へ

浪速風

1・17、そして3・11へ

撮影に使用したカメラを手にする中北富代さん。奥は長女百合さんの写真=兵庫県西宮市
撮影に使用したカメラを手にする中北富代さん。奥は長女百合さんの写真=兵庫県西宮市

25年となった阪神大震災の発生の日から1日がたった。その日が過ぎても忘れるまい。ご遺族の日々はずっと続いてきた。いまも悲しみはよみがえるだろう。たとえ第三者であっても無関心であってはならない。傷ついた人に思いを寄せ続けたい。

▶やがて3月11日が来る。平成23年の東日本大震災の発生から9年となる。阪神大震災で中学2年の娘を失った中北富代さんは、津波で息子を亡くした男性を岩手県に訪ね、いろんな人に支えてもらいながら映画を作った。自身の記憶に向き合いつつ、遠い悲劇に思いをはせる旅だっただろう。映像には阪神、東北の「その後」を生きる人たちの、貴く優しい思いがあふれている。映画「海の日曜日」は24日、甲南女子大学で上映される。

▶「かあさん元気だして?」。苦しい喪のときを過ごしていた富代さんに、娘は生前のままの声で語りかけてきた。むかし富代さんに教えてもらったその声が、いまも聞こえる気がする。