東洋大付属姫路高校(姫路市書写)の生徒たちが10日、学校近くの畑で育てた大根を幼稚園児らと一緒に収穫した。生徒たちは収穫した大根を使った加工品の商品化を目指している。
生徒たちは同校総合進学コース1年の有志8人でつくる特産品開発チーム「プロジェクトTOYO」のメンバー。地元住民から借りた休耕田を耕し、昨年9月頃に種をまいていた。
栽培した大根は、独立行政法人・農研機構などが加工用として開発した新品種「サラホワイト」。県内屈指の産地を抱え、大根生産の拡大を図るたつの市商工会が種を提供するなど、取り組みに協力した。
チームの活動目的として「世代間交流」を掲げていることから、近くの私立真愛幼稚園の年長児を招いて収穫作業。子供たちは畑を掘ったり、2人がかりで大根をひっぱったりして約300本を収穫した。
チームでは、この大根を使った大根チップスの商品化を検討中。また、同商工会も一部を引き取り、研究開発を進めている炭酸飲料「ラディッシュエール」の材料として使うことにしている。