今宮戎神社の「十日戎」 宵えびすで幕開け

今宮戎神社で「十日えびす」の幕開けとなる「宵えびす」が始まり、参拝客のササに縁起物を取り付ける福娘=9日夕、大阪市
今宮戎神社で「十日えびす」の幕開けとなる「宵えびす」が始まり、参拝客のササに縁起物を取り付ける福娘=9日夕、大阪市

 商売繁盛の神様「えべっさん」で知られる今宮戎(えびす)神社(大阪市浪速区)の「十日戎」が9日、初日の「宵えびす」で幕を開けた。

 境内では「商売繁盛でササ持ってこい」というお囃子(はやし)が鳴り響き、金色の烏帽子(えぼし)をかぶった福娘50人が米俵や大判などを模した縁起物を参拝者のササに結びつけた。

 毎年参拝している同区の自営業、下山達也さん(37)は「商売繁盛と家内安全を祈った。今年も一年笑顔で過ごしたい」と話した。

 同神社によると、11日までの期間中、約90万人の参拝者を見込んでいる。10日の本えびすでは、大阪府の無形民俗文化財、宝恵駕(ほえかご)行列も行われる。

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