イラク米軍基地にミサイル攻撃 イラン革命防衛隊が攻撃発表

 エスパー国防長官は7日、国防総省での記者会見で「イランによる何らかの形での報復が待ち受けていると考えるべきだ」と述べた上で、「米国はあらゆる事態に対処する備えができており、適切に対処していく」と強調した。

 ロイター通信によると、イラン革命防衛隊は国営テレビを通じて声明を発表し、「イランへの攻撃には痛烈に反撃する」とした上で「米国は、兵士らがこれ以上死亡するのを防ぐために中東から米軍を撤収させるべきだ」と主張した。

 また、米軍の対イラン攻撃に関し出撃拠点を提供するなどした地域の米同盟国も報復攻撃の対象になると警告した。

 一方、トランプ氏は7日、ホワイトハウスで記者団に対し、ソレイマニ司令官を殺害したのは、司令官が米権益などに対する「大規模な攻撃を計画していた」ためだと説明し、攻撃は正当だったと主張。エスパー氏も同日、攻撃は「数日中」に実行されるところだったとし、脅威が差し迫っていたと強調した。

 エスパー氏やポンペオ国務長官らは7日、議会民主党から司令官殺害の必然性などに関し批判が強まっているのを受け、民主、共和両党の議会指導部と情報委員会の筆頭議員ら8人に対して機密情報を含む攻撃の詳細を説明した。

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