訪日客押し寄せる東京五輪 ビーガンにどう対応?

 ●ベジ議連も発足

 現状を変えようと、昨年11月には超党派の議員連盟(ベジ議連)が発足。菜食メニューへの公的支援のあり方やベジタリアンの公式認証マークの導入を協議中で、今春をめどに担当省庁に対応を提言する見通しだ。

 世界の市場規模は1兆円を超えるとの調査もあるビーガン。NPO法人「日本ベジタリアン協会」(大阪市)の垣本充代表(74)は「公式の認証マークを作るなどして正しい表示をしなければ、訪日客の満足度の低下や五輪中のアレルギー事故を招きかねない」と懸念。その上で「国際基準とされる英国のシステムを参考にしつつ、日本独自のシステムを作るべきだ」と訴えた。

 ■ビーガン

 肉や魚を食べないベジタリアンのうち、卵や乳製品、チーズ、ラードなど動物由来の食品を一切食べない人を指す。表記は「VEGAN」で、完全菜食主義者の意味。ニラやニンニクなど臭気の強い五(ご)葷(くん)野菜を食べないタイプもいる。志向する理由には、健康や宗教上の問題、動物愛護、環境保護などさまざまある。一般に欧米に多いとされる。

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