2020年が幕を開けた1日、サッカー界では2大会ぶりの元日開催となる天皇杯決勝が行われる。神戸と鹿島の顔合わせとなった頂上決戦の舞台は、完成間もない東京五輪・パラリンピックのメインスタジアム、国立競技場だ。最初の公式戦に足を運び、さまざまな視点から、新たに生まれ変わったスポーツの聖地をリポートする。
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神戸が2点リードし迎えたハーフタイム。再びコンコースに出ると、ある意味で想像通りの光景が広がっていた。国立競技場は前述のように、この規模のスタジアムとしてはかなり多くの数のトイレがあるが、それでも長い行列ができていた。
全体としては女性より男性の列がより長く、バックスタンドのエリアで数十メートルに及んでいた。国立競技場はトイレの入り口と出口を分けて一方通行とするなど、スムーズな利用を促しているが、それでもハーフタイムなど時間帯によっては大混雑が生まれる。
ただ、待機列も場所によって濃淡があるのも事実。ほぼ待ち時間なしで入れるトイレも確かにあった。コンコースは基本的に自由に移動できるため、比較的すいているトイレまで移動するのもアリかもしれない。相手サポーターが陣取るエリアのトイレは利用しづらいかもしれないが…。