レスリング川井姉妹、獲るぞ 姉妹で金 梨紗子「沙保里さんたちのように」友香子「恩返しを」(2/5ページ) - 産経ニュース

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レスリング川井姉妹、獲るぞ 姉妹で金 梨紗子「沙保里さんたちのように」友香子「恩返しを」

 川井姉妹との主なやりとりは次の通り。

 --昨年9月の世界選手権でメダルを取り、姉妹で東京五輪代表に決まった

 梨紗子(以下、梨)「苦しかったです。五輪代表選考が2018年12月の全日本選手権から始まって、そこから昨年の世界選手権まで長く感じたけど、終わってみれば早かったとも思います」

 友香子(以下、友)「一番苦しかったのは梨紗子だと思うのですが、結果として2人で代表になれたので、いい一年でした」

 --梨紗子さんが苦しむ姿を近くで見ていた

 友「(日本レスリング協会の栄和人・前強化本部長のパワーハラスメント問題で)レスリングが良くない注目のされ方をして、(パワハラ被害を受けた伊調)馨さんと同じ階級にした梨紗子が『馨さんの五輪5連覇を阻止しにきた』と悪くいわれた。それは全然想像していなかった」

 梨「もともと馨さんと同じ階級でしたけど、パワハラ騒動のタイミングと、私が階級を元の階級に戻したのが重なった。すごく見ちゃうんですよ、ネットを。エゴサーチをしてしまって。こう思われることもあるんだ、と学んだ年でもありました。応援してくれる人もいるんだという、ありがたさに気づけた一年でもありました」

 --特につらかったのは

 梨「2018年12月の全日本選手権で馨さんに負けてから、19年2月ごろまでです。勝つのは無理だと思っていたので。6月の全日本選抜選手権で勝てば東京五輪に望みはつながるけど、試合が怖かった。あんなに注目される中で試合ができる自信がなかった。12月から2月までは試合に出たくない、やりたくない気持ちが強かったです」

 --友香子さんとはどんな話をしていたのですか

 友「私からは特に。言えることってあんまりないと思って。私が頑張る姿を見せることが、梨紗子が立ち直るきっかけになるかなと思っていました」

 --2018年の全日本選手権で伊調選手に敗れて、石川の実家に帰った

 梨「年末まで実家にいました」

--お母さん(初江さん)とはどのような会話を

 梨「全日本選手権で負けた直後は(レスリングを)もうやらない! 無理!っていいました。母も、もういいよ、わかった。こっちも耐えられないわ、みたいな感じで。母が会社の人に謝りにいこうといって。だから、レスリングを辞められると思っていました。でも、親としては辞めてほしくなかったみたいで、実家に帰ったときは、苦しいのは分かっていると説得してきて。いや、話が違うじゃんみたいな(笑)。私は家族が喜ぶために、友香子と東京五輪に出るためにと思ってやってきたけど、結局試合で戦うのは自分一人だから、こんな苦しい思いはもうできない、みんなのために我慢できる範囲は越えたと思って。友香子と2人で東京五輪と言ってはいたけど、私はリオ五輪で1回(金メダルを)取ったし、友香子は東京で1回取ればいいじゃん、それで一緒だから、と。そのときは、とりあえず落ち着いて、みたいな感じで終わりました」