首相記者会見詳報

(3)「日中の外交安保分野の意思疎通を強化」

 --中国は最近新しい空母を就役させた。この空母が地域の安全保障にもたらす脅威にどのように対応する考えか

 「特定の国のですね、装備について、コメントをすることは差し控えたいと思います。他方でですね、わが国政府として国民の生命、財産、領土、領海、領空を必ず守り抜く。必ずや守り抜く。そのため格段に速度を増す安全保障環境の変化にしっかり対応を行っていくことは当然であります。来年度予算案において、真に実効的な防衛力を構築するため防衛力の質および量を、必要かつ十分に確保するための予算を計上する考えであります。同時に、中国の軍事的活動や国防政策については強い関心を持って注視しています。先週10年ぶりにわが国の国防大臣による訪中が実現しました。さまざまなレベルで、日中間の外交安全保障分野の意思疎通を強化し、軍事力の透明性の向上を促していく考えであります」

 --ロシアのプーチン大統領は年末の記者会見で、日本との平和条約交渉について「引き分けでなければならない」と述べ、日露双方が受け入れ可能な解決策を見つけるべきだというような考えを示した。交渉の状況も踏まえて受け止めを。首相はかつて自身の手で平和条約を締結したいと意欲を示していたが、今も変わりはないか

 「日露のですね、平和条約の締結は残念ながら70年以上にもわたって解決をしてこなかった問題であります。領土問題を解決をして、平和条約を締結する。この基本方針のもと真剣に交渉を続けてきています。私もプーチン大統領と会談を重ねてまいりました。先週もですね、初めて、茂木(敏充)外相とラブロフ外相の間で、ラブロフ外相と茂木外相の間でですね、外相会談が行われましたが、大変良い雰囲気の中で協議が行われたと聞いています。もちろん、先ほど申し上げましたように、70年以上解決されていない難しい問題ではありますが、しかし、私はプーチン大統領との間で、領土問題をですね、次の世代に先送りすることなく、必ずや自らの手で終止符を打つとの強い意志を共有をしています」

 「また、この問題は難しい問題ではありますが、日本国の総理大臣として、当然ですね、この問題を前進する、あるいは終止符を打つために全力を尽くす義務が私たちには、私にはあるんだろうと、こう思っています。私が先頭に立って、この問題を解決する、解決を目指すとのですね、決意には全く変わりはありません」=(完)

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