宇都宮駅西口の再開発提案 地元大学生ら意見交換会

 地元の大学生がJR宇都宮駅西口の再開発案について発表する意見交換会が、宇都宮市江野町のまちづくり交流センター「イエローフィッシュ」で開かれた。

 宇都宮共和大、作新学院大、文星芸大で連携する「創造都市研究ゼミ」の学生4人が「宇都宮駅西口大改造計画」を発表。宇都宮共和大の山島哲夫教授をコーディネーターに、地権者や事業者などがそれぞれの立場から意見を述べた。

 発表では、同地区の風景がふぞろいで観光客に景観をPRできないとし、次世代型路面電車(LRT)の西口延伸計画に伴い、「今が再開発の絶好の機会」と強調。課題としては建築物の老朽化や歩行者と乗用車、自転車などが混在していることをあげた。

 「世界の最も美しい駅」のひとつに選ばれたJR金沢駅や富山市のLRTの例などから、「一体的な再整備・再開発」「宇都宮らしい空間と景観」「便利で訪れたくなる交通の結節点」をコンセプトに、具体的な空間デザインを提案した。

 参加者からは「すでに開発が決定している東口とどう連携させるかが大きなテーマ」「駅前に川がある風景を生かしては」などの意見が出された。(松沢真美)

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