仲邑菫初段に日本囲碁ジャーナリストクラブ賞授与

第37回日本囲碁ジャーナリストクラブ賞を授与され、笑顔の仲邑菫初段
第37回日本囲碁ジャーナリストクラブ賞を授与され、笑顔の仲邑菫初段

 囲碁の最年少棋士、仲邑菫(なかむら・すみれ)初段(10)が第37回日本囲碁ジャーナリストクラブ賞に選出され17日、日本棋院東京本院で表彰式に臨んだ。対男性棋士に7連勝を含む4月入段の同期12人で最多の14勝(7敗)をあげるなど、新設の英才特別採用推薦枠でのプロ入りに恥じない活躍をしたことが評価された。

 新聞・通信などタイトル戦主催社が囲碁界の発展に寄与した人物・団体を顕彰するもので、過去には七冠を2度制覇した井山裕太三冠(30)や、囲碁AI(人工知能)ソフト開発者が選ばれている。

 母親の幸(みゆき)さんと出席した仲邑初段はこの1年を「思っていたより勝てた。対局で中国などへ勉強に行けたのも良かった」と振り返ったうえで、来年に向けて「強くなれるよう頑張ります」と語った。

 副賞に、人気キャラクター「カカオフレンズ」のライアンがデザインされたキャリーケースを贈られ、「前から欲しかった」と対局時の厳しい表情とは一転、満面の笑みを見せていた。

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