LEDに押されるアナログな「ネオン」の灯り アートに活路(1/2ページ) - 産経ニュース

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LEDに押されるアナログな「ネオン」の灯り アートに活路

LEDに押されるアナログな「ネオン」の灯り アートに活路
LEDに押されるアナログな「ネオン」の灯り アートに活路
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 かつて歓楽街を彩ってきたネオン。そのネオンもLEDに押され、姿を消しつつある。静岡市葵区に本社を構える「アオイネオン」はネオンの光を絶やすまいと、看板にとどまらず新たな分野に活路を見いだす取り組みを始めている。技術改良も重ね、エンターテインメント用やオフィスに置ける卓上型のネオンなど、従来なかった商品でネオン復権に挑戦している。(石原颯)

今や99%がLED

 アオイネオンの本社工房を訪ねると、「街に並ぶ大きな看板」というイメージに反し、机に置けるほどの小型の商品が並ぶ。中にはA3サイズほどの枠の中に「令和」の文字を精巧にあしらった作品もあった。同社が新たなネオン活用法として生み出した「テーブル・ネオン・アート」と呼ばれるインテリア商品だ。

 ネオンはガラス管に特殊なガスを充満させ、管の隅に取り付けた電極から電気を流して光らせる。光に暖かみがある上、ガラス管の加工によって形状を自由に変えることができるといった特徴がある。

 ネオンサインが燦々(さんさん)と煌(きら)めく街並みは高度経済成長の象徴的な存在であったが、蛍光灯やLEDの台頭により激減。アオイネオンも現在ではLED看板が売り上げの99%を占め、ネオンの取り扱いはほぼなくなっていた。

 そんな中、父もアオイネオンの社員で、ネオンサインとともに育ったという荻野隆事業企画部長は「創業時の原点であるネオンを復活させたい」と決意。その熱意が生んだ一つがテーブル・ネオン・アートだ。

安全性を向上

 ネオン復活の足がかりとなったのが、アオイネオンのCSR(社会的責任)活動。荻野さんがCSR活動を任されていた平成28年当時、ネオンを活用することを思いついた。