「サンタさん、お手紙読めないの?」 貧困家庭の子に欲しい物を 茨城のNPOが寄付募る(1/2ページ) - 産経ニュース

メインコンテンツ

「サンタさん、お手紙読めないの?」 貧困家庭の子に欲しい物を 茨城のNPOが寄付募る

昨年のクリスマスプレゼント用に寄せられた品物を仕分けするボランティアたち。望んだ贈り物が届かない子供も少なくなかった=茨城県龍ケ崎市(未来の子どもネットワーク提供)
昨年のクリスマスプレゼント用に寄せられた品物を仕分けするボランティアたち。望んだ贈り物が届かない子供も少なくなかった=茨城県龍ケ崎市(未来の子どもネットワーク提供)

 生活が苦しい家庭の子供たちにクリスマスプレゼントを届けている茨城県龍ケ崎市のNPO法人が、贈り物を充実させるための資金をインターネットの「クラウドファンディング(CF)」で募り、寄付額が目標の100万円に達した。資金集めを始めたきっかけは、ある女の子が漏らした一言だった。「サンタさんってお手紙が読めないの?」-。

 CFを実施した「未来の子どもネットワーク」は平成12年に発足し、子供たちの学習支援などを行ってきた。昨年のクリスマスには、市民から提供された食料品やおもちゃなどを市の就学支援対象者186人にプレゼントした。

 代表の笠井広子さんには心を痛めていることがあった。

 数年前のクリスマスの直後の出来事だ。子供食堂にやってきた小学4年生の女の子がこう言った。「サンタさんってお手紙が読めないの?」。笠井さんが「どうしてそう思うの」と聞くと、女の子は答えた。

 「手紙でお願いしたのと違うプレゼントが枕元にあったの。サンタさんはお手紙が読めないんじゃないかな」

 欲しかったのは大きなクマのぬいぐるみ。ところがもらったプレゼントは靴下やパンツだった。

 女の子は続けた。

 「しかもね、プレゼントを毎年くれるわけじゃないのよ」