浪速風

お花見国会、いい加減にせよ

かの国の古典にこうあるではないか。「政(せい)を為(なす)すに徳を以(もっ)てすれば、譬(たと)えば北辰(ほくしん)の其(そ)の所に居て、衆星(しゅうせい)のこれに共(きょう)するがごとし」。政治をするのに道徳をもってすれば、北極星が自分の場所にいて、多くの星があいさつしているようになる、と(岩波文庫「論語」)。

▶米国で香港人権民主法が成立した。中国は反発している。しかし徳による政治は現在の中国には期待しがたい。新疆ウイグル自治区での過酷な締め付けも伝えられる。香港への圧力を強める中国に懸念が募る。古典はこうもいっている。「これを斉(ととの)うるに刑を以てすれば、民免れて恥ずること無し」。刑で統制しても人民はすり抜ける、と。この場合、力といってもいい。

▶国際社会が中国に厳しい目を向けるのは当然である。ところで日本は。香港問題への対応どころか、お花見国会で主要野党はとうとう審議を一時、欠席した。明日から師走だというのに、いつまで季節外れの花見に興じるつもりなのか。