浪速風

安倍政権は歴史に名を刻めるか

もう7年も、というのが感想である。安倍晋三首相が平成24年12月の衆院総選挙で首相に返り咲き、第2次安倍内閣を組閣してからである。第1次と合わせると歴代1位の長期政権だ。従来の1位は実質的に元老たちに選ばれる時代の桂太郎だから、それを民意で超えたのは特筆ものではある

▶過去の長期政権は教科書に載るほどの仕事をしている。佐藤栄作は沖縄返還、中曽根康弘氏は国鉄などを民営化した行政改革、小泉純一郎氏は郵政民営化。桂太郎の場合は日英同盟締結と日露戦争勝利である。では、安倍首相はどうだろう 

▶安倍政権の特徴は7年間、自公与党で衆院の3分の2を超える大議席を持ち続けていることだ。にもかかわらず、宿願の憲法改正は遅々として進まない。森友学園、加計学園、桜を見る会…。身辺からわき出る問題が世論を刺激してきた結果ではないか。長きを以って貴しとせず。アベノミクスだけでは歴史に名を刻めまい。