ホテル間での荷物の即日配送を手掛ける「ギガラビット」(大阪市)では、即日配送が大阪市内約500件、京都市内約350件のホテル間で可能。フロントで午前11時までに荷物を預ければ、遅くとも当日午後8時までに次の宿泊先で荷物を受け取ることができる。料金はスーツケース1個で税別2千円。
手続きはホテルを介さず、同社のホームページ上で前日までに予約すれば利用でき、ホテルから関西国際空港までの配送も可能。荷物の現在地は衛星利用測位システム(GPS)で確認できるため、安心して観光を楽しむことができる。
今月中には南海難波駅近くの窓口に荷物を預ければ、大阪市内のホテルに即日配送するサービスなども始める予定で、同社の金田仁二郎社長は「即日配送は子連れの家族らに喜ばれ、リピーターも多い。サービスを拡充し、日本での旅行をより快適にしていきたい」と意気込む。
スマートフォンからの予約で飲食店などに荷物を預けられるサービス「ecbo cloak(エクボ・クローク)」も普及。スマホアプリ運営の「ecbo」(東京)が平成29年1月に始めたサービスで、関西でも預かり先の施設が急増しており、同社の広報担当者は「大阪を中心とした荷物預け先の需要はまだまだ伸びる余地がある」とみている。