鳥取滞在の拠点に 智頭石油がシェアハウス

「シェアハウス鳥取ミライエ」のリビングで今後の構想を語る智頭石油の米井哲郎社長=鳥取市
「シェアハウス鳥取ミライエ」のリビングで今後の構想を語る智頭石油の米井哲郎社長=鳥取市

 山陰地方でガソリンスタンドなどを展開する智頭石油(鳥取県智頭町)が鳥取市に民家を活用した「シェアハウス鳥取ミライエ」をオープンさせた。先行して開設したゲストハウスと隣接。同社は「気軽な宿泊から長期滞在や移住まで対応できる鳥取滞在の拠点にしたい」と話す。

 昭和37年創業の同社は、鳥取県東部を中心にガソリンスタンドを展開するが、電気自動車の増加などで燃料の需要が減少。近年はカーシェアリングや車の故障時のロードサービスなど事業の多角化を進める。これまでは車関連が中心だったが、「シェア事業を住宅の分野に広げたい」と空き家などを活用したシェアハウス事業に乗り出すことにした。

 鳥取ミライエは昭和46年に建てられた木造2階の民家を改修。JR鳥取駅から徒歩約15分の吉方温泉に位置する。

 部屋は4部屋で、家賃は月1万9千円~4万円。1階のリビングやキッチンなどは共有。洗濯機や冷蔵庫などを完備し、費用を抑えられるなどのメリットがあるという。入居者同士のイベントも計画する。

 一方で併設する宿泊施設「鳥取ゲストハウスミライエBASE」は、もとは歯科医院。2~4人まで泊まれる7部屋があり、最大で25人が宿泊できる。旅行や出張のほか、合宿など大人数の利用も可能という。

 名称の「ミライエ」には「未来の家」の意味が込められ、今後も空き家を活用してシェアハウスを増やしていくという。

 智頭石油の米井哲郎社長は「根っこは燃料販売だが、独自のシステム開発などで、車と家のプラットフォーマーになりたい」と話している。