「REIWA」という日本語の発音についても、よい響きだと感じている。今後は、日本の皇室に関する研究に力を入れていく考えだ。
母国ポーランドと日本のさらなる関係深化にも期待を込める。
ルトコフスカ氏は、ポーランドの2国間関係が深まったきっかけとして、(1)1985年の安倍晋太郎外相によるポーランド訪問(2)94年のワレサ大統領の訪日(3)2002年の天皇、皇后両陛下のポーランドご訪問-の3つを指摘。こうした相互交流によって両国関係が大きく進展したと分析している。
今後は、2国間関係にとどまらず、チェコ、ハンガリー、スロバキア、ポーランドによる協力枠組み「V4」と日本との連携などを通じ、多国間での協力関係を進めていくことが重要だという。
ルトコフスカ氏は今年、日本と海外の相互理解促進に貢献した個人や団体に贈られる「国際交流基金賞」を受賞した。