朝晴れエッセー

宝くじ・11月14日

宝くじが大好きです。ジャンボ宝くじ・ロト・スクラッチなど20歳頃からずっと買い続けています。いつも高額当選したときの事をあれこれ考えすぎて欲にまみれているせいか、未(いま)だ庶民のままです。

親友とお互いの誕生日にジャンボ宝くじをプレゼントし合い、10万円以上当たった場合は金額の2割を渡すことに決めて楽しみを増やしています。

これまでに当たった最高金額は3万円。スクラッチを削って同じ絵柄が3つ揃(そろ)っているのを見た途端に心臓がバクバク! 3万円でこれでは1億円とか当たったときにはその瞬間に心臓発作で倒れてしまうのでは?と思いました。

一番思い出に残っているのはある年のお正月。些細(ささい)な事で主人とケンカ、正月早々あ~気分悪! 宝くじでも見ようと手に取ったものの、さっきのケンカの事が頭の中をグルグル。

気もそぞろで見た宝くじ、なんと1万円当たっている! そーれ見たことか! 神様は私に味方してくれて、こんな素敵(すてき)なプレゼントまでくださったのよ!と都合の良い解釈でさっきまでのモヤモヤした気持ちが一気に晴れ、口元が緩むのを隠すので必死に。

…でも待てよ? いつもは欲まみれで見る宝くじ、今日はケンカの事で気がそれていて…そう思うとケンカもたまにはするもんだなと、私から仲直りしましょとお声がけ。

でも1万円のことは内緒です。後日親友を誘って近所の居酒屋でパーッと使いました。

庶民脱出の日を今日も夢見て宝くじを買い続けています。

伊藤照美(43) 大阪市天王寺区